実践編 其のF 
 ブレーキパッドの交換 フロント編 

26.パッドを交換してキャリパーをつけようとすると…
    リアの場合と同じですが、パッドの厚みの分だけ
    シリンダー(ピストン)を戻さないとキャリパーが着きません。
    フロントのシリンダーはリアとは違い、単純に押し戻せば良いのです。
    シリンダー戻しの専用工具も有りますが、ここでまたしても
    スペシャルツールの登場(笑)!

500円のバイス(笑)。


27.スペシャルツール活躍中!
   
こんな感じで、押し戻します。
    戻した分だけ、リザーバータンクのオイル水位が上がります。
    一番はじめの作業は、この為です。


28.キャリパーをつける。
29.ハンドルを真っ直ぐにする。
30.ホイールをつけ、ホイールナットを仮締め。
31.ジャッキを下げる。(気をつけて、ゆっくりと)
32.ホイールナットの本締め。対角線順に。
33.リザーバータンクのキャップを閉める。
34.踏みしろが戻るまで、何度もブレーキを踏む。
   
※パッド交換直後はブレーキはスカスカです!
    最徐行でブレーキの効きの確認を。


本来ならば、キャリパーのオーバーホールや、ブレーキフルードの交換&エア抜きも一緒にやるべきです。

特にフルードの交換&エア抜きは、パッドの交換と同じぐらい効きに関して重要なのですが、
基本的に2人でないと出来ないので、こちらは経験者と一緒に作業されるか
お店に任せることをお勧めします。


じゃぁ、パッド交換の意味は?

サーキット走行会に参加すれば、一日でパッドが終わることも有るので
交換出来た方が無難かと思います。