9/1 新学期

始まっちゃいましたね、新学期。

拙鬼は不規則な勤務形態の為、
通勤時間帯が通学時間帯と重なりません。
つまり、学校が始まってしまうと、
妙齢のお嬢様方を目撃する機会が激減します。
あぁ、つまんない。 車高の低い車に乗っている、町中での唯一のメリットがぁぁ。

それに制服も嫌いではないですけど、
制服よりは寧ろ中身重視の鬼ですから
ひらひらとした無防備な 至福私服の方が好きなんですよ。 あっ、ショートパンツも好きですよ。
あぁ、つまんないつまんない。


……異性も同性も敵に回しちゃったような(汗)


9/2 nobeokuri  


なぁ、

どっちがズルイのかなぁ。

下宿に彼女を呼んどいて帰れなかったオマエと

結局あの後、彼女とくっついちまったヤツと。




なぁ、

どっちがズルイのかなぁ。

毎年この日になるとあの交差点に集まる野郎共と、

あの場所さえも憎んで近寄ろうとしない女共と。





なぁ、

どっちがズルイのかなぁ。

お前のこと忘れようとするコトと






お前のこと忘れまいとするコト、と。


この前のオフ会で初めて合った人がさ、オマエに似てて驚いたよ。


9/8 切ない怪談 サナトリウム


地元の人間でさえ忘れかけた

湖畔の死角にある施設跡地。



繋がる道路でさえも見通しが悪く

まるでそこを隠そうとしているようで

文字通り外界と隔離されてしまった

そんな場所。




極まれにだけど、

女性の運転する車が迷い込む事があり

跡地の広場でUターンしようとすると




懇願するような、子供の声が……。


「また、来てね。 絶対だよ。」


9/10 不思議体験

yaksaには霊感って殆ど有りません。

金縛り程度は霊感と言えませんよね?
何となくヤバイ感覚って誰でも判りますよね?

ええ、殆ど。


ですから
そういった経験も有りません。

すれ違うってコトは、良くある話ですよねぇ?


何となく嫌な場所はいっぱいありましたが。


ええ、殆ど。


旅先で日没後に、ホテルの庭先を歩いていました。
手にはコンビニで買ったお菓子等が入ったビニール袋を持って。
(本来は持ち込み厳禁です。)
突如、拙鬼の背後に
「キュキュッ」
と甲高い鳴き声のような物音がして
ビニール袋を後ろに引っ張られました。
慌ててビニール袋を引き戻しながら振り返ったのですが
そこには何も居ませんでした。

ハッキリと引っ張られた感触が有ったので
部屋に戻ってビニール袋を確認したのですが、
小動物の爪痕等は何もありませんでした。

「キュキュッ」
あの鳴き声は何?引っ張ったのは??

今回のようなケースは初めてですね。人以外なのは。。