ホンダ バラードスポーツ CR−X Si

米国の市場を狙って設計された、
若い2名がちょっとした荷物を積んで走る
ミニマム・シティコミューター。

・・・・だったと記憶しています。


バラードスポーツなんて正式名称つけると、
かえって判りにくくなりますが、
初代CR−X(AS型)です。

「よろしくメカドック」で0-400やってた車って言えば、
有る程度の年齢層の方には判ると思います。

初期型のSi 、重ステ・手動ウィンド・何故か電動のサンルーフ(笑)。
前のオーナーがホンダのパーツセンター勤務ってことで
かなり手が加えられていました。



この車、滅茶苦茶惚れていました!

まず、スタイル。
茶目っ気たっぷりの、ちょっとだけ開くライト。
(初期型だけですけど)
2+2シーターとして割り切った、超ショートボディ。
気持ちよく切り落とされたハッチ・テール。
実用度よりも、遊び心を大切にしたデザインだと思います。

超ショートボディから得られるコーナーリング性能は、
ジムカーナ競技で遺憾なく発揮されました。

デザインとサイズが、女性の支持を得られたのも忘れてはいけませんよね。


つぎにSiグレードに搭載されたZCエンジンの素晴らしさ。
常識破りの高回転型ロングストロークエンジンです。
車両重量900kg以下!のかなり軽い車体との組み合わせは、
1500回転からグイグイ引っ張られるような素晴らしい加速でした。

ハッキリ言って、乗り換えた次期モデルのVTEC搭載車より
楽チンで面白かったです。

最終的には、エアコンが何度修理しても直らなくなり、
サンルーフ付近のサビや、自損事故によるフレームの歪みのため
廃車にしました。



今でもちょっぴり未練があります。